
2度目の名古屋在住を始めてはや1年。「都会住みに車はいらん」ってのはその通りで、駅近住みの俺は車を持っていない。
そのお陰で貯金額が増えてることを考えると今日もよく眠れる。金の消費に際限は無い。節約こそ正義。自宅じゃ集中できないからカフェに行くとかワケ昆布。じゃあ家に集中できる環境を作れよ。といった具合でここ数年の俺は節約と効率をモットーに生きてきた。でも、いろいろと限界も感じる。
ということで今回、街乗り用の自転車を購入することにした。そこで今回はその背景と自転車選びの葛藤を書き記す。
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【結論】俺が選んだのはロードバイク

記事が長くなりそうだから先に結論を言うと、今回俺が買う事にしたのはロードバイク。実はすでに注文済みで現在納車待ち。車種は「TrekのDomane AL 2 Gen4」でお値段15万円なり。高ぇ。
これを選んだ理由は予算、スペック、用途的に一番相性が良かったから。ちなみにここだけを読むとただの高級自転車欲しがりに見えるけど、今回はロードバイク、クロスバイクに限らず全てのバイクを対象に選別を行った。
という事で今回は、なぜTrekのDomane AL 2 Gen4を選んだのかの前段階の、「なぜロードバイクを選んだのか」を説明する。
電車、バス移動の弱点

まず冒頭でも触れた様に名古屋在住の俺は車を持ってない。買う予定もない。理由は必要ないから。中心街までは地下鉄があるし、郊外へはバスがある。どうしてもって時はレンタカーを使えばOK。
それでなんら不自由無い。博多在住で車持ちの弟が、車の維持に月額4~5万円払ってるって話を聞いた時は俺の選択に間違いはなかった事を確信した。マンセー。のはずだった。
でも最近なんとなく感じる違和感。具体的には数キロの移動で地下鉄とバスを使ってる時。特にバスは地下鉄より本数が少ないのもあって、行くも帰るも時間に縛られる。しかも住宅街を走るバスは右左折、停発車の連続で酔う。極め付けは数キロ程度の移動だと大いにして自転車移動の方が早い。
そこで「俺、金払って、時間に縛られる上にバスに酔ってんの色々おかしくね?」ってのが始まり。
効率・節約重視で感じる限界

後、もう1つが効率・節約重視生活で感じる限界。確かに生活圏内にコンビニ、ジム、スーパーがある都会は便利。でも便利過ぎるが故に日常に変化がない。
それそれで良いんだけど、俺の仕事は記事執筆と動画作成。要するに経験がネタになりコンテンツになるわけで行動範囲が制限されるのはマズい。ここまでが自転車の購入検討に至った経緯。
自転車選びの条件2つ

てことで自転車について調べ始めたんだけど、種類多過ぎの価格帯もピンキリでカオス。そこでまずは用途を整理した。
最重要条件
- 10kg以下
 - 1コギあたりの走行距離が長い事
 
ちなみにこれらは、昨年まで乗ってた折りたたみ自転車の廃車経験を踏まえての条件。上の写真が去年まで8年間乗ってたJeepの折りたたみ自転車。晩年度重なる不調を修理しながら乗り続けた。

でも昨年、いよいよ末期状態でチャリ屋で見てもらったところ自転車1台分の価格を遥かに上回る修理費用が払えず、泣く泣く廃車にしたオラの自転車。
ということで今回はこの廃車経験を踏まえた上で自転車選びを行いたい所存。
条件①:軽い事(10kg以下)

まず、自転車は室内保管に限る。盗難防止もあるけど一番は風化対策。そら四季巡る日本で雨風に晒されればどんな有機物もくたばる。せっかくなら綺麗な状態で長く乗りたい。そして今現在の俺の住処は集合住宅の上階。まさかのエレベーター無し。ぴえそ。
要するに重いのは無理。という事で車体は10kg以下のものを選ぶ。つまりこの時点でママチャリは選択肢から外れる。
条件②:早く移動できる事

次に早く移動できる自転車を選びたい。具体的にはペダル1コギあたりの走行距離が長いやつ。じゃあそもそもペダル1コギで進む距離ってどうやって決まるの?って話なんだけど、関連する要素は2つ。
ペダル1コギあたりの走行距離を決める要素
- ギアの歯の枚数
 - タイヤの直径
 
要するにギア比が大きくてタイヤ直径がでかいモデルが選択対象になる。ちなみにこの特徴を活かしたのが競輪用自転車だったりする。そしてこの時点で、折りたたみ自転車を含むタイヤの小さな自転車は選択肢外。つまり残るはクロスバイクかロードバイクの2択。
【比較】ロードバイク vs. クロスバイク

そして本題の「クロスバイク・ロードバイクどっちにするか問題」。そもそも何がどう違うの?っていうのを整理したのが下記。上記画像の左がロードバイクで右がクロスバイク。
| ロードバイク | クロスバイク | |
| 目的 | 長距離走行・レース向け | 街乗り | 
| 姿勢 | 前傾 | やや前傾 | 
| ハンドル形状 | ドロップハンドル | フラットハンドル | 
| タイヤの太さ | 細い(23~28mm) | やや太め(28~35mm) | 
| 重量 | 6kg~ | 10kg~ | 
| 路面適応性 | 段差や悪路には弱め | 段差や悪路にも強い | 
| 価格帯 | 10万円~ | 5万円~ | 
街乗りならクロスバイク

つまり街乗りならクロスバイクで十分。重さを考慮すると選択肢は減るけど、価格帯的にも良心的。そしてクロスバイクは見た目がかっこいい。ロードバイクも悪く無いけど、ドロップハンドルがガチ層っぽくて俺には早い気がする。

引用元:Giant公式ページ
という事で多社のクロスバイクを比較した結果、一度はGiantのEscape R3 マットモカブラウンに決めた。
ロードバイクが坂道に強い理由

でもちょっと待て。ホントにそれで大丈夫?というのもロードバイクはクロスバイクの上位互換。軽くて速い。1つ言うならロードバイクの細いタイヤと公道路面の相性問題があるけど、街中では普通にロードバイク走ってる。まずは上り坂との相性。

自転車で坂を登る時を思い出してほしい。腕はハンドルをひっぱりながら重心を後ろにして走る。これはクロスバイクも同じ。対するロードバイクは重心を前に残したまま坂道を進める。つまり推進力が落ちない。そして俺の行動圏内は坂道だらけ。これはロードバイクにした方が良いかも?ってのが1つ目。
ロードバイクが楽に速く漕げる理由

2つ目がロードバイクはクロスバイクを含めた他の自転車より早く漕げる事。理由は下記。
- 前傾姿勢が生み出す空気抵抗減
 - 細タイヤによる転がり抵抗減
 
要するに少しでも楽に早く走れるのはロードバイク。以上が俺がロードバイクを選んだ理由。
という事でこの後は数多あるロードバイクの中からからいかにして、今回購入した「Trek Domane AL 2 Gen4」にたどり着いたのか?って話なんだけど、かなり長くなるから別記事で解説する。以上。


