YouTubeではキレイな映像より音声の方が大事というのは世界で俺が一番初めに言い始めたことなんだけど、となると動画を作る側としてはマイクは何を選べばいいのかって話になる。
そして音は単に良し悪しだけで語れるのもでもなく、聞く人によって好みが分かれることを知る。マジ厄介。
てな感じでここしばらく俺なりのマイク選びの正解を見つけるために、不意にも多数のマイクを購入する羽目になった。
ということで、俺なりのマイク選びの最適解を記事化する。
この記事を読むことで得られる情報
- YouTube配信用マイクの選び方が分かる
この記事の目次(クリックでジャンプ)
これまでに俺が使ってきたマイク一覧
まず一口にマイクと言っても色んな種類があるんだけど、一般的にYouTube撮影の対象になるのはピンマイク、ガンマイク、配信用コンデンサーマイク、配信用ダイナミックマイクあたり。
そして俺がこれまでに使ってきたマイクとそれぞれで実際に撮影した動画は下記。
商品名 | マイクカテゴリ | レビュー |
Moukey MCm-1 | ガンマイク(コンデンサー) | 動画URL |
SONY ECM-LV1 | 有線ピンマイク(コンデンサー) | 動画URL |
SONY ECM-PC60 | 有線ピンマイク(コンデンサー) | 動画URL |
SYNCO G2A2 | 無線ピンマイク | 動画URL(スーパーのシーンで使用) |
MAONO DM30 | 配信用コンデンサーマイク | 使い物にならなかったのでサンプル無し |
FIFINE K688 | 配信用ダイナミックマイク | 動画URL |
Audio Technica AT2020 | 配信用コンデンサーマイク | 動画URL |
比較的低価格なものがほとんどだけど、一通りのマイクを使ってきた俺だからこそ書けることがあるんじゃないかと思い記事化することにした次第。
そして今回はその中でも配信用の「コンデンサーマイク」と「ダイナミックマイク」の2種類に絞って俺なりの選び方を解説する。
結論:ジャンル、撮影環境による
冒頭にも書いた様にYouTube動画での音は良い悪いの前に人の好みがかなり分かれる。
そして自分の動画を最も見ているのは編集している自分だから、動画を作る側が音にこだわるのも必然的なんだと思う。
ようこそのマイク沼へ。
てな具合で当初は1mmも興味が無かったマイクを買い換え続ける羽目になったんだけど、そんな俺が7つのマイクを通して辿り着いた、配信用コンデンサーマイクとダイナミックマイク選びの基準は次の2つ。
- 動画ジャンル
- 撮影環境
Audio Technica AT2020とFIFINE K688で比較
そして今回はこの2つのマイクを使ってそれらの違いと、選び方の基準について解説する。
- コンデンサーマイク:Audio Technica AT2020
- ダイナミックマイク:FIFINE K688
「Audio Technica AT2020」といえば本格コンデンサーマイクの入り口的な立ち位置にあって、対するダイナミックマイクだとSHUREのMV7シリーズを検討してる人が多い気はするんだけど、FIFINE K688でもダイナミックマイクの特徴を十分に収録できるから今回はこの2つを使う。
1番の違いは感度
まず、コンデンサーマイクとダイナミックマイクの違いはその「感度」。
感度の高いコンデンサーマイクは周りの音を拾いやすく、その反対がダイナミックマイク。
突然「感度」とか言われても下ネタしか思い浮かばないのは俺だけじゃないと信じたいんだけど、ここでいう感度ってのはどれだけ周りの音を拾うかっていう意味。
で、この感度の違いは自分で実際にそれぞれのマイクを使ってみないと分からなかったりする。
ということで参考までにそれぞれマイクで音声比較を行ったのが下記。
言葉で説明すると、感度の高いコンデンサーマイクでは男性特有の力強い低音域が強調されやすく、ダイナミックマイクではそれらの音が若干圧縮した感じに聞こえる。
動画ジャンルを基準に選ぶ
ここからが本題。まずはYouTubeに投稿する動画のジャンルを元に選ぶ方法。
分かりやすい例だと、歌ってみた系の動画は臨場感を優先するからコンデンサーマイクを使うのが一般的なのに対して、落ち着いた感じのポッドキャスト風の雰囲気を演出したい動画だとダイナミックマイクを選んでる配信者が多い印象。
参考までに俺が普段見てるYouTubeチャンネルでマイクの特徴が顕著に表れてると感じた配信者は下記。
ダイナミックマイク
もちろんどっちのマイクを選ぶかは完全に好みだけど、俺は実際に両方を使ってみて低音域を強調してくれる方が自分にあってると感じたからコンデンサーマイクを使ってる。
撮影環境を基準に選ぶ
しかしコンデンサーマイクは感度が良すぎるがあまり、撮影場所が幹線道路に面していたり、極端に環境音が激しい場所にいると編集でもどうにもならないくらい音を拾い過ぎる。
そんな場合はダイナミックマイクを選ぶのが無難。
そしてAmazonでダイナミックマイクを検索するとSHUREのMV7シリーズがかなり人気なことがわかるんだけど、駆け出しのYouTuberにとっては安くない。
そんな人にはFIFINEのK688がおすすめ。
コンデンサーマイクは買い揃えるものが多い
とはいえ、俺が使っているAudio Technica AT2020を含めた多くのコンデンサーマイクはオーディオインターフェースとそれをマイクに接続するためのXLRケーブル、ボフボフ音を防止するためのポップガードが必要。
一応俺が使っている商品のリンクとオーディオインターフェースの設定は載せておくけど、オーディオ機器DTがこれらの仕組みを理解しようとすると数時間はかかる。
それに対してダイナミックマイクは環境音を気にせず、FIFINE K688やSHUREのMV7シリーズにはUSB接続できるものがあるから、とりあえずパソコンとマイクだけで手っ取り早く音声収録環境を整えたい人にはダイナミックマイクがおすすめ。
付け加えると俺は最初、配信用コンデンサーマイクの「MAONO DM30」を購入したんだけど、ホワイトノイズとモニタリング中のプツプツ音が気になりすぎて使い物にならなかった。
マイク選びは自己満
ここまでが俺なりのコンデンサーマイクとダイナミックマイクの選び方解説。
もちろん音に究極までこだわるのであれば、まだ比較することはあると思うけど、正直1万円以上のマイクであれば、よほど変な商品を選ばない限りどのマイクを使っても動画のクオリティを大きく左右することはないし、それ以上の拘りは自己満の領域。
というのもYouTubeでは再生回数の多い配信者全てが一級品のマイクを使っている訳でもなく、中にはスマホ単体で動画を撮影しているのもがあるくらい。
そして、駆け出しのYouTuberが本当に時間をかけないといけないのは視聴者を楽しませるための試行錯誤だからマイク選びはさっさと済ませたい。というのを自分にも言いかせてこの記事を締めくくる。
ということでこの記事がコンデンサーマイクとダイナミックマイク選びの参考になれば嬉しい。
ちなみに、このブログでは「健康管理ガジェット」と「薄毛治療」について取り扱っていて、それぞれはカテゴリページでまとめています。(➡️健康管理ガジェット)(➡️薄毛改善)