この記事を読むことで得られる情報
- 引っ越し業社の選び方がわかる
- 引っ越しにかかる負担をなるべく軽減する方法がわかる
去年の秋、仕事の都合で愛知から新潟に引っ越してきて、まさか1年も経たずに別の所に引っ越しをすることになるなんて全く想定していなかった。前回は会社負担だったんけど、もちろん今回は自己負担。
実は引っ越し業社は平気で適正価格の2-3倍の見積もり価格を提示してくるんだ。前回の引っ越し以降、街中でパンダさんトラックを見ると「あのぼったくり業社か、、」と頭をよぎる。
この記事では実際の引越し体験を基に、これから引っ越しを予定している人に向けて引っ越しを安く済ませるコツについて解説する。
今回実際に使った引っ越し業社と価格
詳細は後述するんだけど、今回は去年と同じ業者を使って前回今回ともに7万円前後の見積もり額となった。
そもそも引っ越しって新居地に荷物が届けばいいだけなので別に業社を使う必要はない。レンタカーを使って自分で運ぶこともできるし、小さいものであれば宅急便を使えばいい。でも荷物が多かったり、遠距離の場合だと時間と価格の点でも引っ越し業社を使うのがおすすめ。
じゃあ、どの業者を使えばいいのかなんだけど、1人暮らしで家具もほとんどないのであれば、ヤマトが運営している「単身むけの引っ越しサービス」がおすすめ。1m×1m×1.7mの専用ボックスに荷物を詰めて2万円台から荷物を運んでくれる。自分も学生の時、学生寮から一人暮らしのアパートに引っ越しをする時にこのサービスを使って、3万円くらいで引っ越しをすることができた。でもこのサービスは専用ボックスを最大2つまでしか使うことができなくて、家具を一式持っていると荷物を乗せ切ることができない。そこで去年は引っ越しをサービスの主軸にしている業社を使った。
実際に使ったのが「H社」で愛知→新潟の引っ越しが65,000円、新潟から岡山の引っ越しを77,000円ですることができた。
実際の見積もり額
前回の引っ越時に3社の見積もり額を比較したものが下記。
- S社:260,910円
- Aー社:99,000円
- H社:65,000円
※Aで始まる引っ越し業社は大手だと2つあるので区別ができる様に伸ばし棒をつけておく
運送を依頼した荷物(1人暮らし)
・ベッド(サイズSD)
・ラック
・冷蔵庫
・洗濯機
・洋服BOX ×2
・ハンガーにかっている洋服 約10着
・電子レンジ
・炊飯器
・ゲーミングPC
・モニター ×2
・椅子 ×2
・鏡
・本棚
・段ボール15個
・印刷機
・自転車
・原付バイク
※ベッド、ラックは必要に応じて業社が解体してくれるのでそのままでOK。ハンガーにかっている洋服は専用のケースにそのままかけれるので畳む必要なし。
自分の場合はH社が一番安かったんだけど、今回この記事を書くにあたって他の人の引っ越し業社選びエピソードを調べてみたところ、中にはH社よりAー社の方が安かったという情報もあったので必ずしもH社が最安というわけではなさそう。
ちなみにS社の見積もり額が高いのは他も一致していた。(S社は見積もり訪問の時に1kgの米をくれる。謝謝)
引っ越し業界に相場は無いも同然
実際に自分が見積もりを依頼した時は1社目が200,000円超えだったんだけど、2社目の見積もり価格が100,000円を下回ったので業者での相場はないのも同然。
後、どこの会社も見積もり提示の時に「今回は特別に割引を適用して〜」とか言って適当な値段調整をくるけどほぼ嘘と言っていい。じゃあ適正価格で契約をするコツを説明していく。
値段を安くする方法
相見積もりだけが武器
引っ越しにかかる価格を抑えたいなら1社のみの見積もりで大幅な値段交渉をするのは無理だと理解しておいたほうがいい。
引っ越しをする時、どの会社を使う場合でもほとんどの場合は営業スタッフが事前に自宅に来て運ぶ荷物の量をもとに見積もりを作るところから始まる。
ここで一番やってはいけないのが1社目で即決をすること。もちろん相手もビジネスなのでなるべく自社で契約を取ってもらえるギリギリの価格を攻めてくる。
見積りの時に営業スタッフが必ず「他社を検討しているかどうか」を聞いてくるんだけど、その時は必ず他社でも見積もりを依頼していることを伝えたほうがいい。業社からすると1軒目の見積もりであれば顧客を逃さないように可能な限り安い価格で見積もり額を提示してくるし、他社の見積もりがあれば絶対にその額より安い価格を提示してくる。
1軒目だけで価格を抑えようとしても、営業スタッフは契約を取るために巧妙な手口で契約を取ろうとしてくる。比較対象を持っておくためにも、相見積もりを基に交渉するのが一番確実。
本命業社は最後に見積もり依頼をする
業者が見積もり額を提示してくるときは基本的に即決価格を提示してくる。(その場で契約した場合の価格)
上記の例をもとに考えると、H社→Aー社→S社の順番で見積もりを出した後に、H社で契約をするとどうしてもH社が最初に提示してきた即決価格より少し高い金額で契約をすることになってしまうので、本命業社の見積もりは最後に依頼するのがおすすめ。
荷物を減らしても価格は変わらない
荷物の量が減れば価格が安くなるのはその通り何だけど、それはベッドとか冷蔵庫サイズのものが減った場合の話。
これは3社全部で言われたんだけど、引っ越しトラックに乗せるのは自分の荷物の他に中継地点で他のお客さんの荷物が含まれる。そのため運送に使うトラックも元々大型トラックを想定しているケースがほとんどでダンボール数個分の荷物が減った所で価格は変わらない。
荷受け、荷下ろし日は繁忙期、週末を避ける
3-4月、大型連休は引っ越し業界の繁忙期と言われていて価格が2倍近く高くなる傾向がある。後、閑散期でも週末は混むことがあるので繁忙期以外の平日だと価格を抑えやすい。
不要なオプションは外す
ほとんどの引っ越し業社では下記のオプションがある。
- 荷造り・荷解きオプション
- 洗濯機設置
価格を安く抑えたいのであればこれらは自分でやったほうが良いので、見積もりの中に金額かかかる不要なオプションが含まれている場合は外したい。
荷受けから荷下ろし日までの日程を空ける
荷受けから到着日までの日数が短いとその分優先的に作業をしないといけないので価格が上がるというカラクリ。
ちなみにH社は荷受けから荷下ろしの期間を中4日間以上空けると最安値とのことだった。
個人業社が安いとは限らない
引っ越し業社はよくTVのCMで見る大手業社とは別に個人でサービスを展開しているところがある。
とある個人業社で試しに見積もりを出してみた結果、220,000円で全然安くはなかった。
ということでここまでが引っ越しを安く済ませるコツ。これだけ知っておくことでぼったくられる確率は減る。
引っ越しを早く済ませるために知っておきたいこと
引っ越しの中で一番面倒なのが「荷造り」。
H社の場合、電子レンジサイズ以下のものは全部段ボールに梱包する必要があって、それ以外はほとんど全てを段ボールに詰めないといけないので1人暮らしサイズの荷物の量でも荷造りに丸1日はかかる覚悟が必要。その中でも下記の点を知っておくだけで荷造りの負担は軽減する。
不要なものを捨てる
普段ものを捨てる習慣がない人はこの機にものを減らしたい。1年以上使っていないものは無条件で捨てていい。
不必要な梱包をしない
業社と契約をすると後日、荷造り用の段ボールと梱包材が十分すぎる程送られてくるんだけど、余ったものは荷受けの日に回収してくれる。
必要以上な梱包は荷解き時の負担が増えるだけなので梱包は最低限でいい。
荷造り時段ボールにメモを書いておく
壊れやすい物の上に重いものを積まないようにするのと、新居地での荷解きの時に段ボールの中に何が入っているかわからなくなると部屋がカオスになるので、荷造りの時は段ボールに何を入れたかメモしておいたほうがいい。
荷受け当日
業社も1日の中で別の家の引っ越し作業をしているので1軒前の作業が長引くと平気で1時間とかずれたりする。
空っぽの家の中でじっと待つのは意外と苦痛なので30分前に必ず電話をもらえる様にお願いしておいたほうがいい。
という感じで今回は引っ越しを安くかつ早く終わらせるコツについてまとめてみた。しつこいが引っ越し価格を抑えるのに一番有効なのは相見積もりを基にした価格交渉。
この記事がここまで読んでくれた人をぼったくりから救うことにつながれば嬉しい。