薄毛に悩んでいる人が内服薬を使った治療に躊躇する理由の1つに「副作用」があるんだけど、その中でもミノキシジル、フィナステリド、デュタステリド全ての副作用に共通しているのが肝機能障害。
ということで、ミノキシジルとフィナステリドの内服治療を始めて今月で3年が経過するんだけど、肝機能検査を受けてきたからその結果とそれぞれの数値が意味する状態について解説する。
この記事を読むことで得られる情報
- 薄毛治療薬と肝機能障害の関係性が分かる
この記事の目次(クリックでジャンプ)
薄毛治療開始3年経過時点の肝臓機能検査結果
ということで、早速検査結果から報告。
【今回の検査結果】
- AST(GOT):31
- ALT(GPT):47
- γ-GTP:17
それぞれの基準値、要注意値、異常値は下記。
基準範囲 | 要注意 | 異常 | |
AST(GOT) | 30以下 | 31 ~ 50 | 51以上 |
ALT(GPT) | 30以下 | 31 ~ 50 | 51以上 |
γ-GTP | 50以下 | 51 ~ 100 | 101以上 |
(引用)
ん?本当は全く問題ないことを想定していて、余裕綽綽でこれ以降の内容を半分、他人事のように解説しようと思っていたんだけど、蓋を開けてみるとASTとALTの数値が要注意値で病院からの総合判定は「要経過観察」だった。
クソ、予定が狂った。
ということで、そもそも肝機能数値を上げる要素としてどういった要素があるのかに合わせて、今後俺の為にも数値を正常に戻すために、何をすればいいのかについて解説する。
後、今回は肝機能をテーマとして扱うだけあって、いつも以上に医療関連の情報に触れることになる。書いてある内容は信憑性の高いソースを参考にしているけど、俺は医療従事者では無いと言う事を先に述べておく。
だから、本記事に関連することで分からないことがあれば各自調べて欲しい。
肝機能検査の数値の意味
結果を見れば、 検査当日の俺の肝臓に何かしらの問題があったということは明確なんだけど、その前に肝臓だけで検査項目が複数あるのが謎に思っているのは俺だけじゃないはず。
ということで、検査結果の3項目(AST、ALT、γ-GTP)が具体的に何を指しているのかについて調べた。(引用)
AST(GOT)、ALT(GPT)の意味
まず、今回要経過観察レベルだったAST(GOT)とALT(GPT)から解説する。
そもそもAST(GOT)、ALT(GPT)はいずれも肝臓の細胞で作られる酵素で、これらの数値が高い状態と言うのは、肝臓にダメージが蓄積していて働きが悪くなっている状態なんだ。
ちなみに酵素っていうのは簡単に言うと、体内で起きる消化吸収代謝を起こすために必要なタンパク質のこと。
具体的に、ASTは肝臓以外にも心臓や筋肉にも存在していて、ALTはそのほとんどが肝臓に存在している。
つまり、ASTの数値のみが上昇している状態は、肝臓以外の部分にも問題がある場合があって、ALTの数値が高い状態は高確率で肝臓に原因があることになる。
血液検査で肝機能の状態がわかる理由
ちなみに、血液を採取することで、なんで肝臓の異常を検知することができるのかなんだけど、本来AST(GOT)とALT(GPT)は肝臓内にとどまっていて、これが後述する事が原因となって肝臓の細胞がダメージを受けると血液中にASTとALTが放出される。
つまり、血液中のASTとALTの数値が高いほど肝臓へのダメージが大きいということ。
酒飲みとデブはγ-GTP(ガンマ値)に注意
次にγ-GTP。いわゆるガンマ値。
これは肝臓以外にも腎臓だったり膵臓に異常があるときに上昇する数値なんだけど、アルコールと肥満との相関が強いから酒飲みとデブは要注意。
俺は飲酒しないのと適度な体型維持をしてるのもあって、検査結果も異常なし。
ちなみに薄毛治療薬を飲む日はそもそも飲酒厳禁だから要注意。
放置すると最悪どうなるか?
ここまでの内容で、肝機能の検査項目が示す内容に関してざっくり理解はできたと思うんだけど、肝臓に過剰なダメージが蓄積することが原因で引き起こる可能性のある病気は下記。
- 脂肪肝
- 肝硬変
- 肝臓ガン
これらについて細かく説明するとかなり長くなるから今回は省略するけど、そもそもこれらにかかってしまっている時点で命が危険にさらされている状態。薄毛どうこうじゃない。
つまりこうならないためには、何が原因で肝臓の数値が上がるのかを理解しておく必要がある。
肝臓の値を高くする原因
そこで肝臓の数値を高くする原因について調べたのが下記。(引用1、2)
- 肥満
- アルコールの過剰摂取
- 治療薬、サプリメントの摂取
俺はサプリメントの飲み過ぎ
俺は飲酒をしなければ肥満でもない。ということを考えると今回の検査結果が要注意値だった理由は3つ目の「治療薬、サプリメントの摂取」。
心当たりはある。
ちなみに治療薬とかサプリメントがなんで肝機能の数値を高くするのかと言うと、これらは体内に入った後、肝臓で代謝されるから。
俺の常用薬、サプリメント一覧
そこで今現在、俺が常用している治療薬とサプリメントは下記。
【治療薬】
- ミノキシジル5mg
- フィナステリド1mg
【サプリメント】
- マルチビタミン:1錠
- プロテイン:1〜2杯
まず治療薬から見ていくと、薄毛治療の内服薬は副作用としてまれに肝機能の数値を上げることがわかっているから不思議じゃない。
それよりもここ最近の俺の生活習慣を振り返ってみると個人的にはサプリメントの方が影響が大きい可能性がある。
というのも、今年の夏はショート動画でプロテインレシピ関連の動画を作っていたこともあって、数ヶ月にわたって1日に平均1杯から2杯のプロテインを摂取していて、健康診断の直前もプロテインを飲んでいた。
薄毛治療は継続しつつ、1年後に再検査
ということで、今回は病院からの要経過観察に従って1年後また検査を受けることにする。
次回検査を受けるのは2024年9月ごろになるから、結果が分かり次第報告する。
最近はプロテインを飲む頻度も少し抑えてるから、これで良くなることを祈る。
もし改善しなかったら薄毛治療薬の内服量を半分とかに減らす予定。
肝機能検査の受け方
後、一応肝機能検査の受け方についても触れておきたい。
といっても会社勤めであれば基本的に年に1階健康診断があるはずだから、そこでの結果を参考にすれば良い。
肝機能検査付のおすすめAGAクリニック
それか、もし会社での健康診断を受けてから1年間近が経過してるとか、そもそも会社負担で健康診断を受けることができないなら、自分で受けに行くしかない。
とはいえ、自己負担での健康診断は病院によるけど安くても1万円、高いと3万円かかる。
であれば肝機能検査付きのAGAクリニックを選ぶのが最適。基本的にちゃんとしたAGAクリニックならオプションで血液検査での肝機能チェックを受けることができるんだけっど、おすすめは「湘南美容クリニック」。
湘南美容クリニックは3,870円で肝機能検査を受けることができる上に他のAGAクリニックと比較しても内服薬の処方額が安い。そしてオンライン診断にも対応。
AGAクリニック15社の処方額を比較解説した記事は下記。
健康じゃないと薄毛治療は継続できない
ということで今回は薄毛治療を始めて3年経過時点の俺の肝機能検査結果と、その他肝機能検査の詳細について解説した。
俺は会社に属してないのもあって、¥10,150全額負担で健康診断を受けた結果、検査結果は要注意値という予想だにしてない状態だったんだけど、これを機に肝機能について勉強するきっかけにもなった。
というか、髪が生えても健康状態が悪化しては本末転倒。
だからひとまずはこの記事が薄毛治療を継続するためにも最低限の健康状態は維持しておく必要があるし、肝機能検査は定期的に受ける必要があるということが伝われば嬉しい。
1年後の検査(2024年9月)は、結果が出次第また報告する。
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この他にも薄毛を発症してから現時点までに気づいたことは「薄毛治療」カテゴリページでまとめてるから参考にしてほしい。(→薄毛治療)