筋トレを開始して今年で9年目を迎えるんだけど、自分は筋肥大を目的としたトレーニング以外にも「クロスフィット」とか「トレイルランニング」いわゆる体の機能性を高めるトレーニングもやっていて、時にはボディビルダーが嫌う長時間のランニングをすることも珍しくない。
そんな感じで幅広いフィットネスに興味を持っていると必ず目にするのが「ヨガ」。
実は「ヨガ」は5~6年前から興味はあったものの、何となくスピリチュアル系の人が気晴らしに行う習慣くらいにか思っていなかった。
でも、俺がどう思えどヨガは現に国内外でも人気があって、需要があるということはちゃんとした効果がある可能性は高い。ということでこれまで何となく避けてきたヨガを始めてみると同時にヨガについて色々調べてみた。
ということでこの記事ではヨガの歴史を含め、これまでいろんなフィットネスに取り組んできた自分がヨガを始めてみて体感したことを解説する。
この記事を読むことで得られる情報
- ヨガの歴史、現代のヨガ、ヨガを始めるにあたって知っておいた方がいいことが理解できる
この記事の目次（クリックでジャンプ）
「知らないこと＝スピリチュアル」はただの思考停止
とは言いながらも俺はここ5年間ヨガを何となくさ避けてきたんだけど、多分自分同じような解釈の人は多いはず。そもそも「ヨガって何？」って聞かれても誰にでもわかりやすく説明できる人はそんなにいないと思う。
分かった上で避ける、もしくは意見するならいいんだけど、理解していない状態で「スピリチュアル」だけで片付けてしまっては思考停止以外の何者でもないんじゃね。ということでヨガについて色々調べてみることにした。
ちなみに先に言っておくと多くの人が「ヨガ」にスピリチュアルなイメージを持っているのは気のせいでもなくて、現代にヨガが伝わるまでの歴史を見ていくと理解できるんだ。
ヨガにスピリチュアルなイメージがついている理由
そもそもスピリチュアルって言葉がどういう意味なのか何だけど、言葉の意味としては「霊的とか宗教的」ていう意味なんだ。
ヨガにスピリチュアルなイメージを持っている人は結構多くて、実はアメリカでも同じようなイメージを持っている人は多いんだけど、これには2つの理由があるんだ。
- ヨガは宗教的修行が発祥の習慣
- 過去にヨガに関連した事件が起きている
ヨガは宗教的修行が発祥の習慣
スピリチュアルっていうのは先述の通り「宗教的」っていう意味なんだけど、そもそもヨガは宗教的修行を発祥にしているからそう言った意味ではヨガのことをスピリチュアルって言うのは間違いではない。
ヨガが宗教的修行を発祥にしていることに関しては後述している。
過去にヨガに関連した事件が起きている
どちらかというとメインはこっちで、実は過去にヨガの動きだったり習慣の一部を取り入れた組織が元となって事件が起きているんだ。
国内だと1990年代に大事件を起こした新興宗教があるのは知らない人がいないと思うし、実はアメリカでも同時期にヨガをエクササイズとして広めた人が後に複数の罪で告発されたこともあってヨガに良くないイメージを持っている人は多いんだ。
アメリカで起きたことに関してはNetflixで「ビクラムの正体 ヨガ、教祖、プレデター」という作品でコンテンツ化されているからそれを見てほしい。
多くの人が怖いことを含め、何となく知ってはまずそうなことにスピリチュアルなイメージを持つのは無理もないんだけど、もこれらはあくまでも個人の思想が一人歩きした結果でしかないから、ここで「ヨガ＝関わってはいけないもの」と判断するのは早い。
ヨガとは？
じゃあ、そもそも「ヨガとは？」っていうところからなんだけど、ヨガは約5000年前に古代インドでパタンジャリっていう賢者が広めた瞑想を主にした修行を発祥としているんだ。
ヨガをやっている人がたまにあぐらみたいな姿勢で目を瞑っているのは謎でしかなかったんだけど、まさかのヨガはそもそも「瞑想」のことで、じゃあその瞑想が何かというと体と感覚器官を鍛えて精神を統一して心の動きを止めて悟りを開くことを目標にしている状態のことなんだ。
なるほど、でもこのまま話を続けると完全に宗教的な内容から精神世界の話になる。
じゃあ、あのマットの上に座ってゆっくり動いているやつは何なの？って話なんだけど、あれはヨガの中の「ハタ・ヨガ」っていう宗派で行われている「アーサナ」っていう動きと瞑想の中でも最も大事と言われている呼吸法が組み合わさって、1990年代後半に英語圏を中心に世界中に広まった現代版の瞑想エクササイズなんだ。
ちなみに「ハタ・ヨガ」以外にも代表的な宗派は下記の5つあって、
- ラージャヨガ
- カルマヨガ
- バクチィヨガ
- タントラヨガ
- ジャナヨガ
ちなみにここから現代にかけて広がったいろんなヨガの種類を含めると20個以上もあるくらいかなり自由なんだけど、これを読んでいる人も耳にしたことのある「ピラティス」も現代版のヨガに複数の格闘技を混ぜたものなんだ。
ヨガの効果
気になるのはここなんだけど、ヨガを行うことで得られる効果は下記。ちなみにこれはエクササイズ的な要素だけじゃなく、瞑想も含める。
特に瞑想が脳の活性化にもたらす効果は研究でも認められている。
ちなみに瞑想はアップルの創業者のスティーブ・ジョブズもやったていう話は有名なんだけど、テクノロジーで世界を変えるほどの人間が意味もなく瞑想をやるなんて考えづらいから尚更興味が湧く。
ちなみに自分の場合はヨガを始めてからまだ5日間しか経過していないから効果は分からないけど、1ヶ月後にブログかYoutubeで報告する。
ちなみに自分がやっているヨガはBoho Beautifulのヨガ31日クラス。
ヨガを5日間やってみて気づいたこと
いくつか気づいたことはある。
ヨガマットはかなり大事
後述するんだけど、ヨガはムズイ。ヨガほど初心者が達成感を感じない競技？はないんじゃないかって言うのが正直な感想。ヨガじゃなければ一生とることのないポーズで数分間同じ姿勢を維持しないといけないこともある。
つまり床が硬いと体があざだらけになる。ヨガマットは柔らかいのを選んだ方がいい。
今自分が使っているのが風呂上がり後の簡単なストレッチ用として6年前に購入した厚さ1cmのストレッチ兼ヨガマットを使っているんだけど、これだと動きによっては特に膝が痛くなる。本気でやるなら厚さ1.5cmのヨガマットがあった方がいい。
そもそもヨガができない
ふざけてない、マジ。
まずヨガがこれまでに20種類以上にも派生している通り、ヨガには明確な型がない。ヨガをYoutubeで検索しても発信者によって動きがバラバラ。
だから1つ1つの動きを動画を見ながら真似ていくから「ヨガ」をしていると言うより運動会のダンスの練習でステージに立っている先生の真似をただぎこちなく真似ている感覚しかない。
後、これまでウエイトトレーニングで筋肉を鍛えることはやってきたけどヨガは柔軟な体とバランスが大事。だからヨガをする上でゴツい筋肉は時に邪魔になる。ヨガを長期間継続している人のボディラインが綺麗に整っててしなやかな体つきをしている理由が何となく分かる。
ここに関しては慣れではあるんだろうけど、問題は瞑想。
現代ヨガも最終的な目的としては瞑想を通して思考を停止することを目指しているんだけど、現時点での自分にとって曲芸みたいな動きをしながら呼吸に気を配って考えを止めるのはムズすぎる。
今の自分がやっているのは多分まだヨガじゃない。
動きが複雑
これまでバドミントン、ボクシング、クロスフィット、ウエイトトレーニングをやってきた自分にとってこれら全部の競技での動きだったり構えには体の動きを基に名前がついているんだけど、ヨガはかなり特殊。
というのもヨガのポーズは「ハタ・ヨガ」から派生している「アーサナ」といった100種類以上のポーズが基盤になっていて、それぞれのポーズが動物とか図形の名前を基にしているんだけど、多くのポーズが自分が知っている動物の見た目とはかけ離れているものが多いから覚えるのが大変。
Youtubeを見ながらヨガをするのは難しい
アーサナに関して先述したようにYoutubeでのヨガ動画のほとんどは全てのポーズをアーサナの名前で言うんだけど、「コブラのポーズ」とか「イヌのポーズ」とか色々名前が出てくる。もちろん覚えればなんてことないんだけど、今の自分にとはまだ覚えていないポーズが多いからポーズをとりながらYoutubeの画面と睨めっこ。スマートグラスが欲しい。
Youtubeを見ながらヨガをするなら「アーサナ」を覚えるのは必須。
ヨガは修行。まずは１ヶ月継続する
ということで「ヨガとは」って内容からヨガを開始して気づいたことをまとめてきたんだけど、これまで複数のスポーツをやってきた中でここまでしっくりこない競技？は始めて。
そもそもヨガは現代の修行だからスポーツと言う括りに収めるのは正しくはないんだけど、ヨガは思っていたよりかなり難しい。でもまずは１ヶ月継続する。
１ヶ月後はYoutubeでも報告するからチャンネル登録してもらえると嬉しい。
動画解説：【ヨガとは？】現代版修行。ヨガを始めて気づいたこと【ヨガの歴史
