薄毛改善薬について調べていると、ミノキシジルやら、プロペシア、ザガーロ、デュタステリドと色んな治療薬を目にするんだけど名前ややこしすぎ。
ゲームとかアニメのキャラクターはどんな名前でもその見た目と関連付けて覚えることができてた記憶があるんだけど、薄毛治療薬なんて見た目はどれも同じだし、治療薬の効果について調べても難しい解説で埋め尽くされていてややこしい。それが薄毛治療に踏み切る障壁の1つだとも思ってる。
ということでこの記事では薄毛治療薬の効果と副作用について解説する。
この記事を読むことで得られる情報
- 薄毛改善薬の効果と副作用について理解できる
この記事の目次(クリックでジャンプ)
薄毛治療で頻繁に耳にする薬の名称
早速なんだけど「薄毛改善薬」で検索するとこういった名称を見かける。
- ミノキシジル
- リアップ
- プロペシア
- フィンペシア
- フィナステリド
- デュタステリド
- アボルブ
- ザガーロ
- ヴェラルティス
これだけでもたったの一部なんだけど、種類が多すぎるし、名前が分かりづらい。加えて、効果について調べてもややこしい説明ばかりで「続きはまた今後」ってなる。俺はなってた。
その「今後」が明日ならいいんだけど、薄毛発症者の時間の経過は薄毛進行を意味するから要注意。
薄毛改善薬は大きく分けて2種類
でももう大丈夫。この記事で分かりやすく解説するから安心して欲しい。
まず、薄毛治療薬は大きく分けると「髪を生やす薬」と「抜け毛を防止する薬」の2種類しかないんだ。
ということでさっき羅列した名称を整理したのが下記。
主成分 | 商品名 | 効果 |
ミノキシジル | リアップ、ヴィラルティス | 髪を生やす |
フィナステリド | プロペシア、フィンペシア | 抜け毛防止 |
デュタステリド | ザガーロ、アボルブ | 抜け毛防止 |
ということで、それぞれ詳しく解説していく。
ミノキシジルは髪の毛を生やす
まずはミノキシジル。ミノキシジルには髪の毛を生やす効果があるんだ。
ミノキシジルには血管拡張作用があって、髪の毛の根本にある細胞が活性化されることで毛髪に十分な栄養が行き届く結果、髪の毛を生やすことができるというメカニズム。
ミノキシジルの細かな説明は下記。
効果が出るまでの期間 | 約3~6ヶ月 |
副作用 | 初期脱毛、動機、めまい、息切れ、頭痛、多毛症、肝機能障害 |
主な内服薬名称 | ノキシジルタブレット、ミノクソール |
主な外服薬名称 | ヴィラルティス、リアップX5、 MINO FIVE、リグロースラボ、フォリックス、ツゲイン |
価格(月額) | 医療機関:約10,000円、個人輸入:約1,200円 |
ちなみに外服薬にはローションタイプ、クリームタイプ、スプレータイプと色々あるんだけど、ローションタイプに関しては街中の薬局でも購入することができる。
俺は2020年の9月から内服薬を使った薄毛治療を開始してかなり、薄毛を改善することができたんだけど、2023年10月からは内服薬に加えて前頭部の生え際を集中的に改善するためにミノキシジルの外用薬を使い始めた。
現在使用中のミノキシジル外用薬は下記。
加えて、下記にこれまでの薄毛治療経過まとめているから気になる人は参考にしてほしい。
ちなみに俺は薄毛治療薬を個人輸入サイトで購入してるんだけど、治療薬を海外から購入するのに抵抗を感じる人もいるはず。
そういった人に向けてAGAクリニック15社を比較解説した記事は下記。
フィナステリドは抜け毛防止
次はフィナステリド。
髪の毛を生やす効果があるのがミノキシジルというのは先述した通りだけど、それに対して抜け毛防止効果があるのがフィナステリド。
フィナステリドの詳しい話をする前にまずは、AGA(男性ホルモン型脱毛症)が進行する仕組みについて理解しておきたい。
薄毛が進行するメカニズム
通常、髪の毛は2~6年で生え変わる周期「ヘアサイクル」があるんだけど、ヘアサイクルは「5αリアクターゼ」という成分が男性ホルモンのテストステロンと合体すると乱れてしまうんだ。
その結果髪の毛が太く育つ前に抜けて落ちてしまう。これが薄毛のメカニズム。
そこで登場するのがフィナステリド。
実は5αリアクターゼには「側頭部と後頭部に多く存在するI型」と「前頭部と頭頂部に多く存在するⅡ型」があるんだけど、フィナステリドには「5αリアクターゼⅡ型」の抑制効果があるんだ。
その結果、フィナステリドを服用することで前頭部と頭頂部の抜け毛を抑えることができるという仕組み。
ちなみにフィナステリドは有効成分名で、その代表的な治療薬がプロペシア。
プロペシアにはジェネリック医薬品(後発医薬品)のフィンペシアというものがあるんだけど、ジェネリック医薬品は比較的安く入手することができるから俺はフィンペシアを3年間内服してる。
フィナステリドの概要は下記。
効果が出るまでの期間 | 約3~6ヶ月 |
効果 | 前頭部と頭頂部の抜け毛を防止する |
主な内服薬の名称 | プロペシア(フィンペシアはジェネリック薬品) |
副作用 | 初期脱毛、勃起不全、性欲減退、肝機能障害、抑うつ |
価格(月額) | プロペシア:医療機関 約8,000円、個人輸入 約7,500円 |
フィンペシア:医療機関 約4,000円、個人輸入 約1,200円 |
ちなみに俺は2021年の2月からミノキシジルとフィンペシアを併用していて、かなり薄毛を改善することができた。俺の薄毛改善エピソードと体感した副作用については下記。
後、フィナステリドを処方しているAGAクリニック15社を比較解説した記事は下記。
デュタステリドはフィナステリドの上位互換
最後はデュタステリド。
フィナステリドは前頭部と頭頂部の抜け毛を防止するというのは上記で説明した通りなんだけど、その上位互換がデュタステリドなんだ。
というのもフィナステリドは5αリアクターゼⅠ型とⅡ型の中でも「前頭部と頭頂部に多く存在するⅡ型」の抑制効果があるのに対して、デュタステリドは「側頭部と後頭部に多く存在するI型」の抑制効果もあるから、頭皮全体の抜け毛を防止することができる。
後、フィナステリドの血中半減期間は6~8時間なのに対して、デュタステリドは2~4週間と長いのも特徴。
デュタステリド | フィナステリド | |
抜け毛防止作用箇所 | 頭部全体 | 前頭部と頭頂部 |
血中半減期間 | 2~4週間 | 6~8時間 |
加えてデュタステリドの概要は下記。
ちなみにデュタステリドの選び方について詳しく解説したのは下記。
【薄毛治療経過報告】
ということでここまで薄毛改善薬について解説したんだけど、俺は2021年の2月からミノキシジル5mgとフィンペシア1mgを併用していて、服用から約3ヶ月でかなりの薄毛を改善することができた。
治療経過は写真付きで下記にまとめているから参考にしてほしい。
【薄毛治療経過報告】薄毛発症から今まで【毛髪意欲が持つ限り続ける】
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ミノキシジルとデュタステリドの組み合わせが効果抜群
髪の毛を生やすミノキシジルと抜け毛を防止するフィナステリドの組み合わせが良いのは分かった。
じゃあフィナステリドの上位互換でもあるデュタステリドをミノキシジルと併用するのはどうなのって思うかもしれないけど、その通り。というのも今のところ薄毛改善に最も効果のある治療薬の服用方法は、デュタステリドとミノキシジルの併用なんだ。
ちなみにフィナステリドよりもデュタステリドの方が優位である事に関しては、日本皮膚科学会も認めている。
治療薬の10個に1個は偽物
ここまで読んでもらった人の中には薄毛は飲み薬で治るの?って思っている人もいるはず。俺は3年前そう思った。
でも1つ注意が必要なのは治療薬には偽物もあって、WHOの情報によると現在世界中で流通している治療薬の10個に1個は偽物が混ざっているという報告があるんだ。
しかも偽薬には治療効果がないだけにとどまらず、中には健康状態を悪化させてしまうものもあるらしい。そこで偽薬に引っかからない方法について解説した記事は下記。
実際に使ってる個人輸入サイト
最後に薄毛治療薬はどこで入手できるのかなんだけど、俺は個人輸入サイトを使ってる。
そもそも薬をネット上で購入するのは法律的に問題ないのか心配になるかもしれないけど、薄毛改善薬に関しては個人の利用であれば自己責任で購入しても問題ないことを厚生労働省が許可している。
ちなみに現在俺が服用してる治療薬は下記。
でも中には治療薬を個人輸入するのに抵抗を感じる人もいるはず。
そんな人はAGAクリニックで治療薬を処方してもらうのがおすすめ。実は最近のAGAクリニックはオンライン診断に対応している所も増えている。
AGAクリニック15社を比較解説した記事は下記。
ということでこの記事が現在薄毛治療を検討している人の参考になれれば嬉しい。
この他にも薄毛を発症してから現時点までに気づいたことは「薄毛治療」カテゴリページでまとめてるから参考にしてほしい。(➡︎薄毛治療)
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