ChatGPTが流行ってる。巷では「ChatGPT vs Google論争」が繰り広げられてるみたいだけど、自分みたいにサービスを使う側からすればその時に便利なものを使うだけだからどうでもいい。
とか言いつつ便利なものを触らずに損するのは嫌だから「どうせ従来のAIチャットサービスに毛が生えた程度だろ」とか思いながら使ってみたんだけど、使い方によっては従来の検索機能より実用的なんじゃないかって思った。
と言うことでダイエット、ボディメイクの観点でChat GPTを使いこなすためのコツについて解説する。
この記事を読むことで得られる情報
- ChatGPTの基本的な使い方が分かる
- ChatGPTをダイエットの役に立てるための操作方法が分かる
この記事の目次(クリックでジャンプ)
ChatGPTが注目されている理由
まずChatGPTはアメリカの「Open AI」っていうベンチャー企業が運営している無料で使えるAIチャットサービスなんだけど、ChatGPTが注目されている理由は下記。
- 2022年の11月にサービスをリリースしてから利用者数がたったの5日間で100万人、2か月で1億人超え(FacebookとInstagramがそれぞれ利用者数100万人に達したのはリリースから約2ヶ月後)
- アメリカの難関大学の入試試験を合格
- 既存の検索エンジンはキーワードで検索するのに対して、ChatGPTは人間同時のやり取りのように文章で質問することができる
- 特に文章の作成・要約、プログラミング、旅行計画など指示に応じたプラン作成を得意とする
といった感じで、2022年の暮れからかなり注目されているAIチャットサービスなんだけど、あまりもの精度の高さにGoogleがビビって「Code Red」(Googleが自社サービスに置き換わる危険性があるものが普及し始めたことを察した時に発せられる社内緊急指令)を出すくらい警戒されているんだ。
それはさておき、ChatGPTで一通り遊び倒してみた結果、ダイエットとかボディメイクにおいて既存の検索より実用的な方法を見つけたから解説する。
ChatGPTの使い方
使い方は超簡単。課金を前提としていないからクレジットカード登録もいらないし、個人情報の登録も不要。もちろんスマホでも使える。ちなみに現在はWebでのみ使える。
- Googleで「ChatGPT」と検索して、検索結果からOpen AI社のページにアクセス
- 「TRY CHATGPT」からメアドを登録
これだけ。
1分もかからない。
後は画面下部のチャット入力欄に質問を入力するだけ。
例えば「短期間で筋肉をつける方法を教えて」と聞くとこんな感じで返してくれる。
栄養摂取に関してタンパク質摂取以外にもビタミンとかミネラルに触れている部分に関してはアッパレ。
でも、この回答内容はこれまで運動したことがなくて「これからジムに入会しようと思ってます」って人なら学べることはあるかもしれないけど、これ系の質問はぶっちゃけGoogleとかYoutubeでも間に合ってる。
Googleがビビるほどのサービスだからもっといい使い方があるはず。
ということでダイエットとかボディメイクにおけるChatGPTのおすすめの使い方を紹介する。
ChatGPTはレシピと筋トレメニュー生成におすすめ
結論、下記の2つについて知りたい時に使うのがおすすめ。
ChatGPTおすすめの使い方
- レシピ
- トレーニングメニュー
理由はレシピとかトレーニングメニューの生成Googleみたいな検索エンジンよりもChatGPTが得意としているから。
は?って感じだと思うから解説する。
ダイエット、ボディメイクに失敗する原因
まず、ダイエットが続かないとかボディメイクに失敗したっていう現象はあるある。その原因は別の記事でも書いているように食事管理におけるレパートリーが少ないことなんだけど、
【COSORI ノンフライヤー レビュー】揚げない唐揚げ【食管理
続きを見る
実はダイエットに失敗する原因としてもう1つあるのが、カロリー計算がダル過ぎることにあるんだ。
というか多分これが一番の原因。
そんな中「My FitnessPal」は食べた物のカロリーをバーコードから自動で計算してくれたりとかなり手助けしてくれているとは思っているんだけど、1つネックなのがレシピに沿って作ったものをカロリー計算しようと思ったら材料別に登録しないといけないことなんだ。
カロリー計算を簡易化するためにどれだけ日々の食事をパターン化しても、休みの日の外食だったり、普段作らないレシピで食事をした途端。こんなのやってらんねぇってなる。
その結果ダイエットもボディメイクも失敗に終わる。
そんな悩みを実用的なレベルで手助けしてくれるのがChatGPTなんだ。
ChatGPTはレシピとカロリー計算をしてくれる
まず、既存のレシピ本、レシピサイトを思い出して欲しいんだけど、レシピを探すところからから作り始めるまでの流れはこんな感じのはず。
- 食べたいものを検索
- レシピに沿って材料を揃える
- 作る
つまり材料がない場合はそのレシピを断念するか、買いに行かないと行けない。もちろん、レシピ本にはタンパク質、脂質、炭水化物量までは書いてない。
てかそもそも食事管理をメインにした食事の場合は、食材の種類豊富さとかよりも栄養素を基準にしてるから勝手に材料を足されても困る。
例えば「鶏胸肉 トマト レシピ」でGoogle検索をかけた結果、1番上に出てくる検索結果の内容がこれ。
美味そうではあるんだけど、「片栗粉」とか「コンソメ」を使っている上に所要時間30分。
塩、胡椒とかどこにでもある調味料が含まれる分にはいいんだけど、このレシピにおける「片栗粉」とか「コンソメ」はメイン調味料。残念ながら自分みたいに食うのは好きだけど、作ることに興味がないやつは「片栗粉」なんて持ってないし、「コンソメ」なんて買ったことすらない。
しかも所要時間30分はちょっと長い。もう少し短く済むが知りたい。
つまり持っている材料だけを指定して短時間で料理をする方法を知りたい。
そこでChatGPTに「鳥の胸肉とトマトを使って15分でできるレシピを教えて」と聞いてみる。
玉ねぎとかニンニクが含まれているものの、「片栗粉」とか「コンソメ」に比べたら自宅にある確率は高いし、最悪なくてもレシピとしては成り立ちそう。
次に「牛と豚の合挽肉400gと中サイズのトマトだけを使って15分でできるレシピと、その総カロリーとタンパク質、脂質、炭水化物量を教えて」と聞いてみる。
試しに同じ材料を「My FitnessPal」に入力してみたところ、総カロリー、栄養素共にほぼ一致。
これは使える。
ChatGPTに筋トレメニューを聞いてマンネリ化解消
ダイエット、ボディメイクに筋トレは必須なんだけど、筋トレが続かない原因の1つとしてあるのがマンネリ化。
食事はある程度パターン化しても最悪腹が満たされればどうにでもなるんだけど、筋トレ種目のマンネリ化はトレーニングに飽きてしまう原因にもなってしまう。後、トレーニング種目のマンネリ化は筋肥大にも非効率なことが分かっているんだ。
筋肉に新しい刺激を与えることが筋肥大において重要であることを解説している記事は下記。
筋トレしているのに筋肉が大きくならない人はトレーニングメモをした方がいい理由
続きを見る
そこでChatGPTに「1時間で胸筋を効率的に鍛えるためのトレーニングメニューを教えて」と聞いてみる。
1セットあたりのレップ数まで指定してくれる。
4種目目に「ケーブルクロスオーバー」とあるんだけど、普段行っているジムにケーブルマシンがないこともある。
ということでトレーニング環境を指定を指定するために「ダンベルとベンチを使って1時間で足を効率的に鍛えるためのトレーニングメニューを教えて」と聞いてみる。
これはトレーニングのマンネリ防止としてはかなり実用性がありそう。
ちなみにこんな質問にも答えてくれる。
Q:ダンベルデットリフトのおすすめ動画を教えて
Q:なんでどの種目も1セット10回くらい行うのですか?
ChatGPTは広告まみれの情報を洗浄してくれる
検索機能を使って「特定ジャンルのおすすめ商品」を検索する場合を想像してほしい。多分検索結果の頭に出てくるのは広告記事。
Google検索があまりにも浸透しすぎた結果、違和感すら感じなくなっている気がするんだけど、これはあまり嬉しくない。
Googleで「ホエイプロテイン おすすめ」と検索をかけてみる。すると最初に出てくるのはやっぱり広告記事で、次に出てくるのはランキング記事。ランキング記事は一見良さそうなんだけど、実体としてはアフィリエイトリンクを多く含んだ内容だったり、SEO特化を優先しすぎた内容で結局のところどの商品がおすすめなのかが分かりにくい内容になってる。
まあ、情報は受け手が満足すればいいから自分がどうこう言う問題ではないんだけど、本当に欲しい情報はこれじゃないっていう人も多いはず。
そこでChatGPTに「日本国内で購入できるおすすめのホエイプロテインを教えて」と聞いてみる。
商品を4つ提示してくれてる上に、味の点に関しても考慮した内容になってる。
ちなみにおすすめのホエイプロテインに関しては別記事にまとめているから参考にして欲しい。
筋トレしているのに筋肉が大きくならない人はトレーニングメモをした方がいい理由
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後、ChatGPTは情報を文章としてまとめるのも得意だからこんなことを聞くのもあり。
Q:湯船に浸かる以外で睡眠の質を上げる方法を教えて
Q:ケトジェニックダイエットのデメリットを教えて
ちなみに過去に質問した内容は自動的に保存されていて左側のメニューから見ることができるから、1度した質問は履歴を遡ってもいいし、同じ質問をしても別の回答をしてくれるからもう一回聞き直しても良い。
便利なところだけを使えばいい
ということでChatGPTをダイエット、ボディメイクに実用的に活かす方法を紹介してきた。
ユーザーとしてはその時に便利なものを使うから「ChatGPT vs Google論争」は結構どうでもいいっていう話は冒頭に書いたとおりなんだけど、ChatGPTは便利なところを使えばいい。
そういった意味で下記の内容はかなり実用的だから必要に応じて使えばいいし、
- 食事管理とトレーニングメニューにおけるマンネリ化解消
- 指定した材料からのカロリー計算方法
- 広告洗浄作業
- 知りたい情報をまとめてもらう
他にもGoogleでよくわかんない情報しか出てこない時はChatGPTに質問してみるのがおすすめ。