お金を稼ぎたいのであれば会社員として働き続けるのが最善の選択ではないのは言うまでもないんだけど、将来的に自分で事業をやりたいとか、組織を相手にビジネスを展開していこうと思っているのであれば、キャリアの下地を作るために会社員として働くのは最も効率の良い事だと思っている。
理由は3つあって、
- 会社の肩書きを使って個人では挑戦できないことにチャレンジできる
- 社内外でランダムな人と交わることで仕事上自分に合う人合わない人を判断できる様になる
ということで2022年現在、会社員として働くことは全然有りだと思っている。
ところで、入社して2年ほど経過すると平社員としての仕事内容はある程度理解できる様になってくのもあり、少しずつ今後のキャリアについて真剣に悩み出す人も多いと思う。今の会社で上を目指すのか、しばらくして別の会社に転職するのか、もしくは自分で事業を作るのか。
しかしどの道に進むのであれ、顧客を相手に商売をする以上必要なスキルがある。
そこで今回は自分が過去に会社員として働いた経験をもとに新入社員が入社後3〜4年目に身につけておきたいスキル4つを具体的にまとめた。
ちなみに自分が会社員時代だった時の仕事に関しては下記の自己紹介記事に書いている。
【トルマンブログ自己紹介】 不器用なりに下した決断
2023/4/20
今回の様なテーマは話が抽象的になりやすいんだけど、可能な限り具体的な内容にまとめた。ちなみに「社会人としてのお作法」的なよく分からない話は書いていない。
では本題にうつる。
この記事を読むことで得られる情報
会社員に入社して2〜3年目に身につけておきたいスキル4つがわかる
エクセル
え?と思うかもしれないけど、Microsoftが開発している表計算ソフトの「エクセル」。
会社員であれ、個人で事業をするのであれ、事業を継続させるには利益を出さないといけない。利益を出すには何をどれくらい売る必要があるのか計算をする必要があるんだけど、そこで一番役に立つのがエクセルを使った計算。
最近はアプリとかWeb上のサービスで少し埋め尽くされているものの、それらのほとんどは決まったフォーマットでの計算しかできないし、電卓での計算は複数の計算式を同時に実行することができない。
そういった場合にエクセルを使うのが必須になる。
ではエクセルでどんなことができると良いかというと下記
- データベースを基に四則演算、日付、カウント、VLOOKUP系の関数を使いこなしてグラフを出力できる
まずはこれだけで良い。
エクセルに関しては下記のYoutubeチャンネルでめちゃくちゃ網羅的に説明されている。
>> 金子晃之
ちなみに前の会社で同じ部署にいた年上の人はことある毎に「これまでエクセルから逃げ続けたツケが回ってきた」と言っていた。
メンヘラにならない
これは仕事を進める上で一番大事といってもいいと思う。
具体的にどういうことかというと、休み明け、睡眠不足、上司・クライアントから指摘をされた時に機嫌を損ねたりセンチメンタルな面を周りに見せないということ。
休み明けに気持ちが落ちるなんてのはそもろも論外。睡眠不足が引き起こす機嫌が悪い状態が周りに伝染するという話は下記の記事に書いた通りではあるんだけど、これができないうちは3流以下。
【睡眠改善】眠りの質を高めるグッズ4選。時間がなければ質で勝負
2023/8/5
上司・クライアントから指摘をされた時の感情のコントロールは場合によっては難しいこともあるんだけど、これが部下に伝わってしまうと部下が上を目指す気を無くしてしまうのでマイナスな感情の処理は誰にも見えないところでやるべき。
ちなみに感情のコントロールを誤らないためにジムでトレーニングをしたり、睡眠にこだわるというのはめちゃめちゃ効果的だなと思っていてそれらの内容をこのブログの「ボディメイク」のカテゴリで発信している。
後、個人的には仕事をする上で喜怒哀楽の喜と楽の感情も不要と考えている。喜んでいる間に周りの仕事ができる人は働いているし入社して2-3年の人はもっとやるべきことがある。
日本語を正確に使うスキル
いわゆる「コミュニケーション能力」というやつ。個人的にコミュニケーション能力は下記の2つに分解できると思っている。
- 上司、部下等、他の人とうまく人間関係を構築するための能力
- 仕事に関わる人と正確な言葉のキャッチボールをする能力
で、今回の話は後者。
1つ目に関しては性格的な部分が大半を占めると思っていて一定のレベルからはどうしようもなくなるんだけど、2つ目に関しては努力次第で能力を高めることができる。
じゃあ、具体的にどんな能力の話をしているのかしばらく前に起きた実体験を元に説明する。
[前提]
▼自分は今年9月頭に新潟から岡山に引越し
・岡山の物件に入居する日は7月頭には確定していて、7月初週に新潟の物件で使用していた光回線を入居先に移行するための手続きに関して回線業者に連絡
・回線業者より光回線移管の具体的な日程についてはNTTと調整するため回線移行に関する詳細の返答はしばらく待ってほしいとの返答有り
・後日、回線業者から自分宛に、岡山の物件が限界集落に近いような場所であるということで入居先での光回線の使用可否を自治体に確認する必要があるとの返答有り。また自治体を挟む場合、諸々の確認に時間がかかるため光回線使用可否の返答までに1ヶ月ほどかかる(この連絡が自分宛に来たのが新潟の物件を退去する3日前。つまり引っ越し後最低でも約1ヶ月間は光回線は使えないことが確定)
・入居後なんとかして早々に光回線を使いたいので他の回線業者での契約を検討
そこで光回線に詳しい人がいないかと思い、近くの家電量販店にした質問が下記
(前提を説明の上)この場合、他の回線業者での契約を進めると、入居後待つことなく光回線を利用できる可能性はありますか?
相手から返答内容
今使っている回線を引っ越し先でも使えるかどうかということですね?
残念ながら答えになっていない。
ここで自分が聞きたかったのは、今使っている業者とは別の業者での契約を検討した場合、長期間待たされずに入居先で光回線を使うことができるかどうかであって、今使っている回線を引っ越し先で使えるかではない。
といった感じで、今回の例の様な認識の齟齬は会話だけではなく文章でのやり取りでも発生することは頻繁にあって、日本語を正しく使えない人は意外と多い。後、質問をする時も同様のことが発生するのは珍しくなくて、そもそも質問者自身が何を聞きたいのかわかっていないがために回答者を困らせてしまうこともある。
ここではあえて複雑な事例を基に説明したんだけど、仕事をしていると似たような状況になることが多く、日本語を正しく使えない人は上司から厄介者的な扱いをされてしまいチャンスを逃してしまうことになる。
これらのスキルの有無はこれまで人生の中で触れてきた文章の量、特定の議題に対して何かしらの答えを導き出す様な話し合いの参加回数に比例する部分が大きいと思っているんだけど、社内チャットのような場面で相手が何を聞きたいのかを正確に理解して返答をするとか、小規模な会議でも積極的に意見を出すとかで鍛えることができる。
ミスが起きた時の正しい対処
人間どんなに気をつけていても必ずミスをする。ちなみに自分は前の会社にいた時にあらゆるミスをやらかしてきた。中には個人情報流出系のものや、150人の顧客に一括送信するメールの内容を間違えてクライアントからマジで怒られたこともある。
例えばこんな事例があったとする。
- クライアントに月一で送信する報告書内の数値が1箇所間違っていた
ここで正しい対処方法を知らない人はミスの原因を「数値が間違っていた」として、再発防止策を「提出前に確認するチェックリストを作る」のように考える。
しかし間違っていた数値の部分を深掘ってみると、数値がベタ打ちになっていることがわかった。となるとミスの原因は「数値が間違っていた」ではなくて、「データがベタ打ちになっていた」となり、再発防止策は「データを数式で算出する」のように立てることができる。
大事なのは原因を正確に捉えることと、誰が同じ場面に遭遇してもミスが起きない様な再発防止策を練ること。
コツとしてはミスが発生した時は、原因になっていそうな部分をこれ以上ないレベルまで深掘って、時間・リソース的なコストがかからない様な再発防止策を立てること。さらにいうと、再発防止策は自動化される様にするのがベスト。
ちなみにこれが正しくできない人はいつまで経っても同じミスを繰り返してしまい非生産的な時間を量産することになる。
ここまでが身につけておきたい4つのスキルの話。
自分が主人公じゃない働き方をする人生はクソ
最近は会社側が労働者に働かせ過ぎないような改革が行われていいて、これに関しては個人的に良いことだと思っている。
でもこれは「お客様は神様理論」と似ている。こういった改革というのは会社側が推す内容であって、雇用されている側が会社に訴えるのはちょっと違う。
資本主義である以上自分を磨かない人はいつまで経っても搾取をされ続けるし、どんなに不満を言ったところでその状況を変えることはできない。
上司に不満があるのであれば、その上司を追い越すために自分が昇格した方が良いし、もし社内のルールに不満があるのであれば自分がルールを作る側になるか、いち早くその会社を辞めて自分の考え方にあった会社に転職した方がいい。
となると会社の仕事は定時で切り上げ、その他の時間は全て娯楽に充てるという習慣はいつまで経っても搾取されるエリアから抜けだすことができないのは誰でも理解できる。
自分が少しでも多くの決定権を持って主人公的な立ち位置で仕事ができるように、社外の時間を使って誰よりも働かないといけない時期がある。
そのために、早い段階で身につけておきたい4つのスキルについて自分の体験を基にまとめた。
もちろん365日24時間こんなテンションで働くことはできないけど、自分の軸は意識高すぎる領域的な所に置いておきたい。と最後にちとカッコつけた締め方でこの記事を終わらせる。
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