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睡眠の質改善も体型改善も改善に向けて動く前に、まずは現状把握が大事。
その上でフィットネストラッカーは導入価値があると思っていて、「Fitbit Inspire 3」を使い始めて1年が経過するんだけど、 日々技術が進歩する中1つのデバイスだけを使い続けるのはもったいないと思った。
そこでXioami Smart Band 8を購入してしばらくが経過したから、実際の使用感をレビューしていきたい。
この記事を読むことで得られる情報
- Xiaomi Smart Band 8はどんな人にオススメなのかが分かる
この記事の目次(クリックでジャンプ)
俺のフィットネストラッカー歴
まず、本題の前に俺のフィットネストラッカー歴について軽く触れておきたいんだけど、俺がフィットネストラッカーを購入したのは、この記事を書いてるちょうど1年前の2022年11月。
当時、夜中何度も目が覚めることに悩んでいて、なんとかして睡眠の質を改善したかった。
そこで購入したのが「Fitbit Inspire 3」で今でも毎日使っている。
Fitbit Inspire 3のレビューは別の記事にまとめているから気になる人は参考にしてほしい。
【Fitbit Inspire 3 レビュー】1万円で始める睡眠計測
続きを見る
Xiaomi Smart Band 8を購入した理由
そこまでFitbit Inspire 3を愛していた俺が今回どうしてXiaomi Smart Band 8を購入したのかなんだけど、シンプルに1つの商品に固執したくなかった、他の商品も試してみたかったというのが正直な理由。
Fitbit Inspire 3にはかなり満足しているけど、他メーカー製品にもそれなりの良さがあるはず。
俺がフィットネストラッカーに求めるもの
とはいえ無作為に乗り換え先の端末を選ぶ事はできない。ということで1年間Fitbit Inspire 3を使った上で俺がフィットネストラッカーに求める機能を洗い出してみた。
- 高精度の睡眠計測
- 高精度の心拍数計測
- 着信通知対応
- Googleカレンダー連携
- 最低5日間のバッテリー持ち
まず高精度の睡眠と心拍数計測は、睡眠の質にこだわりつつ、俺が週2回で行っている運動強度を計測する上で1番重要だからここは譲れない。
次は着信通知。スマホの通知は邪魔だらか基本俺は全ての通知をオフにしてるんだけど、緊急時の電話は受け取れるようにしておきたい。 ということで電話の通知機能は必須。
後、Googleカレンダー連携。各種手続き締切、ゴミ捨て日とかの予定は全てGoogleカレンダーで管理してるからこの機能は必須。
最後はバッテリー持ち。日々の睡眠を計測する上で2~3日に1回充電を要する端末は夜間の睡眠計測に不向きだから、バッテリー持ちは最低でも5日間は欲しい。
つまり、高精度での睡眠・心拍数計測ができても、多機能すぎるが故にバッテリーが持たない多くスマートウォッチに関しては俺の選択肢から外れることになる。
そんなこんなでいろんなメーカーの商品を探ってた時に見つけたのが「Xiaomi Smart Band 8」。ということで、ここからXiaomi Smart Band 8の詳細をレビューしていく。
ちなみに、睡眠と心拍数の計測精度は、実際の計測結果をもとに解説するから、そこも併せて読んでもらえると嬉しい。
Xiaomi Smart Band 8の特徴
ということでXiaomi Smart Band 8の特徴は下記。
- 最大16日間のバッテリー
- ¥5,590
- ウィジェットカスタマイズ機能
- 接続端末上音楽の再生と停止
- 文字盤写真登録
- ロック機能
- 遠隔でのスマホカメラシャッター操作
全体的な機能の豊富さと自由度の高いカスタマイズ性能はFitbit Inspire 3を大きく上回っていて、最大16日間のバッテリー持ちと価格の安さには驚き。
Xiaomi Smart Band 8のスペック詳細
Xiaomi Smart Band 8の細かなスペックは下記。参考に旧作のXiaomi Smart Band 7と、俺のフィットネストラッカー童貞卒業を担うことになったFitbit Inspire 3と比較する。
Xiaomi Smart Band 8 | Xiaomi Smart Band 7 | Fitbit Inspire 3 | |
バッテリー | 16日 | 14日 | 10日 |
重さ | 27g | 25g | 20g |
ウィジェットカスタマイズ | ○ | ○ | × |
ディスプレイ | 1.62 | 1.62 | 0.74 |
ディスプレイ形状 | 楕円 | 楕円 | 長方形 |
Gカレンダー連携 | ○ | ○ | ○ |
耐水 | 50m | 50m | 50m |
スマホを探す | ○ | ○ | ○ |
GPS | × | × | × |
タイマー最長設定時間 | 23h59m59s | 23h59m59s | 59m59s |
価格 | ¥5,990 | ¥4,990 | ¥12,800 |
Fitbit Inspire 3を買ったばっかりの時も10日間のバッテリー持ちはかなりの衝撃的だったんだけど、Xiaomi Smart Band 8は脅威の最大16日間稼働。ここまでくるともはや充電という概念がなくなる。
Xiaomi Smart Band 8のスリムな外観
Xiaomi Smart Band 8のディスプレイは縦横比48mm×22.5mmの楕円形でかなりスリム。
俺は可能な限り生まれたままの姿で生活したい系男子で、ディスプレイがデカくてゴツいタイプの腕時計は体が拒否するタイプなんだけど、Fitbit Inspire 3を苦なく付けることができていたのは、その形状がXiaomi Smart Band 8同様スリム型だったからなんだと再認識した。
高頻度での充電を必要としない分、腕に長時間つけることを考慮するとつけ心地は超大事。
フィットネストラッカーはその形状が故に安っぽい見た目のものが多いんだけど、個人的にXiaomi Smart Band 8の見た目は好み。
暑さは10.99mmでまぁ普通。
裏側には磁気充電の接地部分と充電センサーが付いていて、
バンドの取り付けはワンタッチ式で、
装着用のバンドは片方の輪っかに通して、
穴で固定する仕様。
重さはなぜかカタログより2g軽くて25g。
充電は付属の磁気式充電ケーブルを背面に接続すれば1時間でフル充電できる。
ここまでが側の解説。
【ウィジェット】Xiaomi Smart Band 8機能一覧
次に機能をはじめとした中身の解説。
ホーム画面
まずXiaomi Smart Band 8の初期設定のホーム画面(文字盤)はこんな感じ。もちろん変更可能。
ホーム画面の上
ホーム画面の上には通知欄が配置されていて、
縦の列
下には各機能が配置されている。
ちなみ全ての機能はデフォルトで下記の順番で配置されているんだけど、表示する順番と表示項目は後述する方法でカスタマイズ可能。
(⬇️各アイコンのデザインは実物を元に再現しています)
横の列
デフォルト状態でホーム画面を横にスライドした時に配置されている機能は下記。これもカスタマイズ可能。
(⬇️各アイコンのデザインは実物を元に再現しています)
Xiaomi Smart Band 8のウィジェットカスタマイズ方法
次にXiaomi Smart Band 8本体に表示させる機能とその表示順番のカスタマイズ方法について解説する。
まず、スマホ上に「Mi Fitness」アプリをインストールして、
まずアプリ内の「デバイス」メニューをタップする。
「ウィジェット」編集画面では、ホーム画面横列の表示項目を編集できて、
「アプリを並び替える」では、ホーム画面下の表示項目を編集できる。
Xiaomi Smart Band 8設定項目一覧
次にXiaomi Smart Band 8の設定項目について解説する。
設定項目とその詳細は下記。
【心拍数測定精度】ランニング時の計測は優秀
ここからは、Xiaomi Smart Band 8の測定制度について解説する。
Xiaomi Smart Band 8には心拍数測定、睡眠計測、血中酸素濃度、ストレス値チェックみたいにいろんな項目を計測することができるんだけど、使用頻度としてはトレーニング時の心拍数測定と睡眠計測が多いはず。
ということで、今回はその2項目の計測精度についてまとめた。
まずは心拍数精度から。
ちなみに心拍数の測定精度を比較するのは心拍数計測において最も精度が高いと言われている胸巻きタイプの心拍センサーで「POLAR H10 N」を使用した。
運動種目は日頃の運動の中でもやってる人が多そうなランニングとサイクリングを計測対象にした。
ランニング計測結果
まずはランニングから。
【Xiaomi Smart Band 8 ランニング測定結果】
【POLAR H10 N ランニング測定結果】
【Fitbit Inspire 3 ランニング測定結果】
一応比較対象としてFitbit Inspire 3でも計測してみた。
比較しやすいように重ねてみる。
結果、Xiaomi Smart Band 8の心拍数測定結果はPOLAR H10 Nとほとんど一致して、Fitbit Inspire 3の測定結果は大幅に異なった。
つまりランニング時の使用においてXiaomi Smart Band 8の心拍センサーはかなり参考にできる。
サイクリング計測結果
次はサイクリング。
【Xiaomi Smart Band 8 サイクリング測定結果】
【POLAR H10 N サイクリング測定結果】
【Fitbit Inspire 3 サイクリング測定結果】
3つのサイクリング測定結果を重ねたのは下記。
サイクリングに関してはXiaomi Smart Band 8の測定結果はPOLAR H10 Nと異なり、精度としてはあまり参考にできないみたい。
ということで検証結果、Xiaomi Smart Band 8はランニング時の心拍数測定に向いていることが分かった。
【欠点】睡眠計測精度はイマイチ
次に睡眠計測精度。比較対象に使う端末は俺がこれまで使っているFitbit Inspire 3。
ちなみにFitbit Inspire 3の睡眠計測精度については下記。
【購入検討】最も正確に計測できるスマートウォッチ。睡眠の質改善
続きを見る
ということで実際の計測結果は下記。
【Xiaomi Smart Band 8 睡眠計測結果】
【Fitbit Inspire 3 睡眠計測結果】
睡眠計測に関しては、両者共にいろんな計測結果を見ることができるんだけど、Xiaomi Smart Band 8の睡眠計測には1つ欠点があって、それが入眠と起床時の計測精度が正確じゃない。
上記の睡眠計測結果を見てみると、Xiaomi Smart Band 8での計測結果は「入眠:00:40」、「起床:07:05」と記録されているのに比較して、Fitbit Inspire 3での計測結果は「入眠:00:24」、「起床:07:29」と測定されている。
つまり、Xiaomi Smart Band 8では合計40分間の睡眠が計測されていない。
この結果だけを見ると「いや、Fitbit Inspire 3の方が間違っている可能性があんじゃね」て思いたくなる気持ちはわかるんだけど、就寝前に確認する時間と、起床直後に確認する時間を照らし合わせると、Fitbit Inspire 3の方が正しく計測されていて、これは他の日の睡眠計測結果でも同じ傾向だった。
睡眠中の浅い睡眠、深い睡眠の割合に差が生じるのは許容できるんだけど、全体の睡眠時間計測にここまでの差が生じるとなると、Xiaomi Smart Band 8を睡眠計測デバイスとして使うのはちょっと難しい。
【弱点】2つ
後、Xiaomi Smart Band 8には弱点が2つある。
- 総消費カロリー表示不可
- To Do リスト通知非対応
総消費カロリー表示不可
体型維持をする上で「消費カロリー≧摂取カロリー」は鉄則。
そこで俺の場合、普段の食事量を考慮すると1日の消費カロリーは2,300kcalを上回れば比較的楽に体型維持をすることができて、これまでは1日の総消費カロリーをこんな感じでFitbitアプリで確認してた。
しかし、Xiaomi Smart Band 8の消費カロリー値は、活動を元にして消費されたカロリーのみが表示される仕組みで基礎代謝を含めた1日の総消費カロリーの表示には非対応。
とはいってもこれに基礎代謝を足せばFitbitと同じような使い方をすることはできるけど。面倒いしそれくらい端末側で管理してほしいのが正直なところ。
To Do リスト通知非対応
先述した「俺がフィットネストラッカーに求める機能」としてGoogleカレンダー連携について触れたのは先述のとおり。
そこでGoogleカレンダーには「イベント」と「To Do リスト」の2つの方法で予定を入れることができて、Xiaomi Smart Band 8は「イベント」として作成した予定の通知には対応してるけど、「To Do リスト」の通知には非対応。残念。
Xiaomi Smart Band 8がオススメな人
ということで、ここまでの内容を踏まえてXiaomi Smart Band 8は、どんな人に向いているのかをまとめたのが下記。
- ランナー
- 睡眠計測にそこまでこだわりがない人
- 低価格でフィットネストラッカーを導入してみたい人
ランニング時の心拍数測定精度の高さに関しては先述した通りだけど、Xiaomi Smart Band 8は、ランナーが使うラップ機能を搭載したストップウォッチも使うことができる。でも、トレーニング時心拍数測定をしている間、ストップウォッチを含む他の機能を使うことができないからその点については注意が必要。
睡眠計測については精度に劣るというのが正直な印象。Fitbit Inspire 3との比較計測結果は先述した通りだけど、その他Xiaomi Smart Band 8は睡眠計測結果を本体側では表示できているけど、その詳細がスマホのアプリ上に反映されていなかったりすることもあって全体的に不安定。本格的に睡眠改善を行いたい人にはおすすめしづらい。
とはいってもXiaomi Smart Band 8はこれだけの機能を搭載していて、価格はたったの¥5,590。この記事の中で触れたXiaomi Smart Band 8の弱点を考慮した上でも使ってみたいと思うなら購入するのは有り。
Xiaomi Smart Band 8で使える機能一覧は下記。
(⬇️各アイコンのデザインは実物を元に再現しています)
Xiaomi Smart Band 8 日本版の購入方法
後、ここまで読んでくれた人でXiaomi Smart Band 8の購入を検討している人にXiaomi Smart Band 8日本版の購入方法について共有しておきたい。
というのも今回俺は、とある配信者が「日本版」として紹介していたものをAmazon(商品名にも「日本語版」と記載有り)で購入したんだけど、今回とある仕様を確認するために国内のXiaomiサポートに問い合わせたところ、シリアルNoからグローバル版だったことが判明してサポートしてもらえなかったという出来事があった。
グローバル版と日本版のカタログ上のスペックは同じだから性能も全く同じだとは思うんだけど、もしもの時、サポート対象外になるのは避けたいから意図せずグローバル版を購入してしまわない様に日本語版を購入する方法を記しておく。
結論Xiaomi製品の日本版を購入するには「Xiaomi Japan公式ストア」か「Amazon上のXiaomi公式ストア」から購入するの2択。(サポート確認済み)
後、Xiaomi製品には中国版もあるんだけどXiaomi Smart Band 8の場合、中国版はそれ以外のモデルと一部機能が異なるから注意が必要。
ちなみにこの記事に貼っているAmazonリンクは日本版。
Xiaomi Smart Band 8はしばらくの間左手用
ということでXiaomi Smart Band 8は今後しばらくの間左手用として使うことにする。ちなみに右手には睡眠計測に特化したFitbit Inspire 3。
もちろん理想としては、片手に1つの端末を付けるだけにとどめたいけど、今回Xiaomi Smart Band 8を使ってみた結果、睡眠計測についてはFitbit Inspire 3を上回ることができなかったから、しばらくの間は2つを同時に使うことにする。
つまり、今後レビューするフィットネストラッカーはXiaomi Smart Band 8を上回れば左手専用になるし、Xiaomi Smart Band 8とFitbit Inspire 3の両方を上回ればその端末1つ使いということで勝ち抜き方式で使用していく予定。
現時点で俺が使っているフィットネストラッカーは「ガジェット健康管理」ページで紹介しているから参考にしてほしい。
【Fitbit Inspire 3 レビュー】1万円で始める睡眠計測
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【購入検討】最も正確に計測できるスマートウォッチ。睡眠の質改善
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後、このトルマンブログでは「ガジェット健康管理」と「薄毛治療」について取り扱っていて、それぞれはカテゴリページでまとめているから参考にしてほしい。(➡️ガジェット健康管理)(➡️薄毛改善)。