フィナステリドを使った薄毛治療を始めてもうすぐ3年が経過する。
効果は服用開始から半年の間に劇的な薄毛改善を見せた後、その後は横ばいということで今では現状維持状態なんだけど、聞いたところによるとフィナステリドの効果は長期的にみると徐々に薄れていくらしく、俺のYouTube動画にも同様のコメントがあるからフィナステリドの効果が徐々に薄れていくのは嘘じゃないっぽい。
ということで今回はフィナステリドの長期効果の真相と、もし効果が薄れてきた時にどう対処すべきなのかについて解説する。
この記事を読むことで得られる情報
- フィナステリドの長期効果と効果が薄れた場合の対処法について理解できる
この記事の目次(クリックでジャンプ)
フィナステリド長期効果についての研究
ということで早速本題。
フィナステリドの長期効果について調べていたところ日本人を対象に行われた実験で、かなり信憑性の高い研究を見つけた。
ちなみにフィナステリドについて詳しい内容は別記事にまとめているから参考にして欲しい。
【薄毛改善】治療薬の名称と効果・副作用【効果があるのは3つだけ】
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加えて、俺がフィナステリドの服用を始めた直後の薄毛改善効果についてまとめた記事は下記。
【薄毛】本当に効く薄毛改善方法。やっても効果がなかったこと解説付き
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フィナステリド長期効果研究①
研究内容(参考論文)
- 薄毛で悩む801人にフィナステリド1mgを服用してもらい、5年後の効果を調査
結果
- 被験者801人の内、99.4%が薄毛改善の効果を実感
- 治療開始5年後の薄毛改善度合いは、薄毛が進行した患者ほど低かった
- フィナステリドの有効性を高める上で重要なのは治療開始時の年齢が若く、病勢が進行していないこと
つまり、フィナステリドの効果は服用開始から5年経っても持続するけど、比較的薄毛が進行していない人の方がフィナステリドの効果を得やすいということになる。
フィナステリド長期効果研究②
研究内容(参考論文)
- 薄毛で悩む523人にフィナステリド1mgを服用してもらい、10年後の効果を調査
- 被験者:20~69歳の日本人男性523人
- 研究期間:2009~2019
結果
- 被験者のほぼ全てが薄毛改善に成功
- 薄毛の進行が早期段階にある被験者の方が後期段階にある患者よりも多くの改善を示し、治療5年目から10年目にかけて有意に改善した
ちなみにこの研究では「ハミルトン・ノーウッド分類」といって、薄毛の進行状況の指標毎のフィナステリドの長期有効性について解説されていて、薄毛の進行が早期段階にある人ほど有効性が高いことが分かる。
フィナステリドの効果は消えない
ということで上記2つの研究結果を元に分かることは下記。
- フィナステリドの効果に耐性はない
- フィナステリドの服用は薄毛進行が初期段階の状態で始めるのが望ましい
- 薄毛の進行状況を示した「ハミルトン・ノーウッド分類」のⅠ~Ⅲに分類される人はフィナステリドを服用してから5年後も継続した薄毛改善が期待できる
じゃあ俺はどうするかなんだけど、フィナステリドの服用を開始した時の薄毛進行具合を「ハミルトン・ノーウッド分類」に当てはめるとⅡ~Ⅲ。
つまり現時点で服用を開始してから3年弱ということは今後も徐々に薄毛が改善する可能性があるということでしばらくはフィナステリドの服用を継続して様子を見ることにする。
それでも薄毛が進行する場合はどうするか
とはいえ、何事にも例外は存在するし、研究結果でも薄毛が進行している人ほど、フィナステリドの長期効果が薄れるのは事実。
しかも先述の研究結果からも分かるように薄毛治療は進行が初期段階の内に取り掛かった方がいいのは間違いないから、俺も次の対処法を知っておきたい。
そこでここからはフィナステリドを服用しているにもかかわらず再び薄毛が進行した時の対処法について解説する。
対処法は3つ
ということでフィナステリドの服用中に薄毛が再発した時の対処法として、経済面、副作用の面の2つを考慮してリスクが少ない順に並べると下記3つ。
- デュタステリド乗り換え
- AGAクリニックに相談
- フィナステリドの量を増やす
- 頭皮注射治療の検討
1. デュタステリド乗り換え(自己責任)
まずはデュタステリドの乗り換え。
フィナステリドは前頭部と頭頂部の抜け毛防止効果があるのに対して、デュタステリドは頭部全体の抜け毛効果がある。いわばデュタステリドはフィナステリドの上位互換なんだ。
ちなみにフィナステリドからのデュタステリド乗り換えはAGAクリニックでも行われている治療方法だから期待できる。
フィナステリドを飲み始めて3年が経過する俺も、いつ薄毛が再発するかわからない。
つまりいつでもデュタステリドに乗り換える準備は必要ということで、個人輸入薬で俺がデュタステリドを選ぶならどれに乗り換えるのかは今後別の記事にまとめる。(記事ができ次第ここで更新します。)
2. AGAクリニックに相談
とはいえ副作用のことを考えるとフィナステリドからデュタステリドの乗り換えを個人で行うのに抵抗を感じるもの理解できる。
そこで次に検討したいのがAGAクリニックの相談。医療機関だから副作用に関しても最善の処置をしてくれる。
価格重視なら「Dr.AGAクリニック」
じゃあどこのAGAクリニックがおすすめなのって話なんだけど、価格重視で選ぶなら「Dr.AGAクリニック」の1択。詳細は下記。
最新版【AGAクリニック おすすめ】22社比較【価格比較表付き】
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「DMMオンラインクリニック」もオススメ
価格重視なら「Dr.AGAクリニック」1択というのは先述の通りなんだけど、Dr.AGAクリニックの公式サイトをみると治療オプションの中には「内服薬2種」としか書かれてなくて、デュタステリドを使ってるかどうか定かじゃない。
そこで、もし最初からデュタステリドの内服薬を使った治療目的でAGAクリニックを利用するなら「DMMオンラインクリニック」がオススメ。
DMMオンラインクリニックはデュタステリドのみの治療を受けれるAGAクリニックの中では価格が最安価で名前の通りオンライン受信に対応してる。
3. フィナステリドの量を増やす(自己責任)
副作用の面を考慮するとAGAクリニックでの治療が最善策なのはいうまでもないんだけど、経済的負担は増える。
そこで価格重視で手を打ちたいなら。フィナステリドの内服量を1mgから2mgに増やすのを検討するのもあり。
フィナステリドの内服量は2.5mgであれば効果が優位に現れたという研究があったり、薄毛治療のクリニック運営者も内服量を増やしたりしている事例もある。
でも他の研究ではフィナステリドの抜け毛防止効果は1mgが最も効果の高い服用方法で、それ以上内服量を増やしても優位な効果は出なかったという結果もあるから、ここに関しては完全に自己責任でやってほしい。
ちなみに俺が3年間飲み続けているフィナステリドのジェネリック薬品「フィンペシア」は下記。
このフィンペシアは1錠1mgが100個入りで約4,000円だから、1日2錠飲んだ場合の月額は大体2,700円になる計算。
4. 頭皮注射治療の検討
次が頭皮注射治療の検討。
具体的にはミノキシジルに加えて発毛効果のある成長因子を直接頭皮に注入する「メソセラピー」が効果的。個人的に頭皮注射は1つ前に紹介したフィナステリドの量を増やす前に検討するのも有りだと思ってる。
というのも頭皮注射は1回の治療費が約1万円〜と内服薬に比べて高価ではあるものの、副作用がほとんどなく月に1回の治療を半年間継続したあとは半年に1回程度の治療で毛髪を維持することができると言われてるんだ。
頭皮注射についての詳しい解説は下記。
薄毛治療は長期戦。とりあえず5年間続ける。
ということで今回フィナステリドの長期効果と、もし薄毛が再発した時の対処法について解説してきた。
内服薬を飲んでいるのに薄毛が再発するのはマジで焦るんだけど、次の手を打つ前に5年間は様子を見た方がいい。理由は2つ。
- 夏の終わりに抜ける髪はまた生えてくる
- フィナステリド服用開始2年目〜5年目までは緩やかに薄毛改善
夏の終わりに抜ける髪はまた生えてくる
というのも薄毛じゃなくても季節によって抜け毛は増えるんだ。特に夏の終わりから秋にかけては、夏の間に頭皮に蓄積した紫外線のダメージで抜け毛が増えることがわかっているんだけど、これが原因で抜けた髪の毛は自然に元に戻る。
抜け毛と季節の関係性について解説した記事は下記。
【薄毛改善】抜け毛は季節と本当に関係あるのか?【秋以外は要注意】
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フィナステリド服用開始2年目〜5年目までは緩やかに薄毛改善
これは記事の冒頭でも解説したんだけど、研究でわかっていることとして多くの薄毛で悩む人はフィナステリドを服用開始した2年目〜5年目も緩やかに薄毛が改善することがわかっているんだ。
だから飲み始めて半年とか1年で次の手を打つのはちょっと早いし、長期戦が確定している薄毛治療において早期に手札を減らすのは得策じゃない。
ということでこの記事が現もしくはこれからのフィナステリドユーザーの役に立てば嬉しい。
動画解説:【薄毛改善】フィナステリドの長期効果【最初5年は耐えろ】
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この他にも薄毛を発症してから現時点までに気づいたことは「薄毛治療」カテゴリページでまとめてるから参考にしてほしい。(➡︎薄毛治療)